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LASHICUの読み物/BLOG

体に良い本物の塩の選び方 減塩って体に本当に良いの?おすすめしたい天然塩・自然塩とは?

1.減塩は本当に体にいいのか?

最近、塩を摂ってますか?
我が家の料理は、塩をベースに作っています。

厚生労働省やお医者さんは、減塩!と声高に叫んでいます。
塩分は1日8g未満。

一度、この基準で料理を作ってみたら
とっても味気ない食事になりました。。。

でも、本当に減塩って正しいのでしょうか?

海水には、200種類ものミネラルが含まれています。
海水から作られた天然塩・自然塩には、さまざまなミネラルがバランスよく含まれています。
ミネラルは単独で考えるよりも、バランスが大切。
例えば、血圧を正常値に保つには、ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウムなど、いくつもの種類のミネラルがバランスよく存在する必要があります。

塩を採ることで必須栄養素のミネラルをバランスよく摂取することができるんです。

私たちの祖先は、もともと海に暮らしていました。
進化の過程で陸に上がり、今の人間になったと言われています。

そのため、体内の60%を占める水分は、海水の成分とそっくりなんです。
人間の元素の上位10個(水素・酸素・炭素・カルシウム・ナトリウムなど)は、なんと海水に多く含まれる元素と同じ。
妊娠の時の、お母さんの羊水も、海水とほぼ同じ成分ですよね。

つまり、「人間の体は海を抱えて生きている」、ということ。
海水などから採れる天然の塩(天然塩・自然塩)を採ることは、体を本来あるべき状態に保つ大切なことなんです。

2.塩と共に歩んできた人類

塩は命の源。
そのことは、歴史を振り返れば分かります。

古来より、人類は塩を大切に大切にしていました。
狩猟時代の人類は、動物の肉・魚介類を主に食べていました。
そういったものには、塩分(ナトリウム)が含まれています。
なので、体内の塩分濃度を自然に保つことができました。

でも、農耕の時代に入ると、米・雑穀、野菜などを多く食べるようになります。
植物には、カリウムが含まれており、体内のナトリウムを体外に排出する働きがあります。

そのため、人々は塩を意識して採る必要性が出てきたと、言われています。

肉食の欧米人が日本人より塩を必要とせず、野菜・穀物を中心に食べる日本人が塩をより必要とするのは、食べているものが違うので当たり前のこと。
それを欧米の研究結果の基準をそのまま日本人にあてはめ、「減塩!減塩!」と叫んでいるのもどうかと思います。

また、塩には高い保存性があります。
塩漬けの肉や魚は、冬の間の保存食となりました。
日本でも、漬物や味噌・醤油・梅干しなどの発酵保存食には、必ず塩が使われます。


↑写真は我が家の手作り味噌。自然塩をベースにオーガニック材料で作りました。めちゃうまです。

こうして、保存性の観点からも、塩は一層人類になくてはならないものとなっていきます。

江戸時代、日本では塩は藩の専売特許。
厳しく塩の生産や流通を藩が取り仕切っていました。

中国でも塩が税金として納められていたと言われます。

古代ローマでは、奴隷がその体重と同じ塩の量で取引されていたほど。
塩は、古代から大切に大切にされてきたんです。

3.塩の体内での重要な働きや役割とは?

古代から人類が大切にしてきた塩。
実際、塩にはとても重要な働きがあることが分かってきています。

①細胞の浸透圧を一定にする

血液中の塩分濃度は、1パーセント弱で一定に保たれています。
この塩分濃度を保つためには、塩は不可欠。

浸透圧の原理をうまく使い、細胞内の塩分濃度を一定に保っているんです。

②消化液を作る

胃液や胆汁は、食べ物を消化するために必要です。
その胃液は塩酸からできており、塩酸は塩から作られます。
胃液や胆汁も塩を原料として作られています。
また、小腸では吸収を助ける働きも。

③血液を弱アルカリ性に保つ

人間の体は、弱アルカリ性に維持されています。
ただ、呼吸等で酸素を取り込むことで、それが血液中に溶け、酸性になります。
塩の成分のナトリウムには酸を中和する働きがあり、それによって弱アルカリ性に保たれています。

④栄養分の吸収

人間に必要不可欠なご飯などの糖質や肉などのタンパク質。
糖質は体内で分解されてブドウ糖に、タンパク質はアミノ酸になります。
ただ、ブドウ糖もアミノ酸も単体では体内に吸収されず、塩に含まれるナトリウムやナトリウムイオンと結合して、初めて吸収が可能となります。

栄養分の吸収には、塩に含まれるナトリウムが必要不可欠なんです。

⑤体に電気を流す

人間は、神経の伝達を行うこと動いています。
この伝達には神経細胞に電気信号を送ることで伝わります。
塩は、体内水分に溶け込むことで、ナトリウムイオンと塩素イオンが体中に電気を運んでくれます。

つまり、体内水分にしっかりと塩分がなければ電気がうまく流れなくなるんです。

⑥体に必要不可欠なミネラルの宝庫

塩はミネラルの宝庫。
(ただし、後の触れる精製塩でなく自然塩)
ミネラルは身体を構成する5大栄養素のひとつであり、唯一食事により摂取が必要なもの。
体の抵抗力を高めたり、体内に取り入れた栄養分の代謝を高めたりしてくれます。
また、骨はミネラルの貯蔵庫でもあり、ミネラルが充分にあると骨も強くなります。

上記以外にも有害物質の排出、体温の維持などなど・・・
塩が果たす重要な役割はたくさんあります。

では、逆に塩が不足することで起こるデメリットはなんでしょうか?

4.塩不足・過度な減塩での危険性やデメリットは?

まず、「塩の役割」で書いたことの反対のことがおきます。

消化がうまくできない、栄養分が吸収できない、有害物質が排出できない、脳の信号が体にうまく伝わらない・・・
こういったことが起きると、実際にどんなことが起きるのか?
具体的に、「塩不足で起きる症状」を列挙してみます。

めまいやふらつき
食欲減退
虚脱感・元気がなくなる
頭痛
不眠症
下痢や発汗に対しての抵抗力の低下
悪玉コレステロールの増加
痛風
脱水症状
筋肉異常
精神疾患
冷え
生理痛
生理不順
認知症
などなど

挙げるときりがありません。

そして、これ、ほとんどの日本人に一つは当てはまるのでしょうか?

減塩信仰からの過度の塩抜き食
工業的に作られた精製塩の摂取

個人的な考えですが、これらのことから良質な塩が不足し、今の日本の病気大国の一因を招いているのではないか?と思います。

5.なぜ、塩は悪者にされたのか?

では、なぜ、生命にとっても必要不可欠で、歴史的にも大切にされてきた塩が、現代ではここまで悪者扱いされているのでしょうか?

減塩ブームは、まず1960年代に米国で起きました。
きっかけは、1961年。
米国のブルックヘブン国立研究所のルイス・ダールの疫学調査です。

ダールは、食塩摂取量と高血圧の発症率に相関があることを示唆したのです(図参照)。

画像引用:味がなくなるほど減塩、そこまでする必要あるの?

この論文から米国を皮切りに世界的に減塩ブームになりました。
特に研究対象となった日本の東北地方では、盛んに減塩運動が行われました。

このダールの疫学調査の後、ほかの科学者によりさまざまな動物実験や臨床調査が行われました。
が、再現性のある結果が得られず、科学的な根拠が不明瞭のままと言われています。

そして、そのまま「塩分を摂りすぎると高血圧になる」ということが、定説化してしまったのです。
(論文参照:食塩摂取量 と高血圧の因果関係をめぐって 栄養学雑誌Vol. 57 No. 5 249~258(1999))

最新の研究でも、塩=高血圧・体に悪い、減塩=健康、というのがどうやら違うらしい、ということが分かってきています。

・「『塩分を減らす=病気を減らす』と言い切るにはエビデンス(証拠)が足りないのではないかと疑問を提起」 2013年にアメリカ医学研究所(IOM)
・「食塩の摂りすぎ(この報告の場合は約15g以上)によって疾患のリスクは増大するけれど、それと同時に、減塩(この報告の場合は約7.5g以下)の場合にもリスクが増える」 2014年 アメリカ医学雑誌『ニューイングランドジャーナルオブメディスン』に発表された論文
・「高血圧の人にとって、増塩(この研究の場合、約17.5g以上)が疾患のリスクを高めるとともに、減塩(この研究の場合、約7.5g以下)もリスクを高める。ただ、正常な血圧の人にとって、増塩は疾患のリスクを高めないが、一方で減塩はリスクを高める」 2016年 イギリスの医学雑誌『ランセット』の掲載された論文
・・・・

調べて出したら切りがないですが、、、
明らかに欧米の最新の研究では減塩に対するリスク・疑問に対する研究が増えてきています。

それでも日本は相変わらずの減塩指導です。
2015年には、一日の摂取量目安を10g → 8g以下に引き下げました。

個人的な考えですが、現代の工業製品の様に作られている「精製塩」ならば、僕も減塩で賛成です。
むしろ、積極的に摂らない方がいいと思っています。

でも、昔ながらの方法で作られた自然塩・天然塩(海塩・湖塩・岩塩)ならば、無理して減塩する必要はない、と思っています。

工業的な塩?精製?
聞きなれない単語かもしれません。
いったい、どういうことでしょう?

6.現代の工業的な精製塩の作られ方

現代の日本の塩の作られ方は、まさに工業製品と同じです。
その方法は、1970年代に開発され主流となった「イオン交換膜法」です。

これは、電気により海水から「塩化ナトリウム」のみを取り出す手法。
元々、海水の塩分には200種類以上のミネラルが含まれています。
イオン交換膜法はこれらを全て排除し、塩化ナトリウム(塩気)純度の高い精製塩を作る方法です。


画像引用:塩なび

これにより、劇的に塩の製造コストを下げることに成功しました。
家庭には安くてお得な「精製塩」が並びました。
加工品や業務用塩の価格も下がり、加工食品や外食産業のコストも下がりました。
工業用途に塩化ナトリウムを使う際は、とても効率的になりました。

確かに経済成長や経済効率の観点から見れば、大きな恩恵を受けました。
でも、本当にそれでいいんでしょうか?

冒頭にも書きましたが、私たちの体の水分は海。
海水には200種類以上のミネラルが含まれます。
塩化ナトリウムだけではないんです。
そして、海水に含まれるミネラルは人間には作り出せません。
つまり、外から摂る必要があるんです。

人類は塩を摂ることで微量なミネラルも摂り、体内のバランスを保っていました。
でも、今の塩はただ「塩辛い」だけ。
それは、塩辛いだけの精製塩であって、古代より人類が摂ってきた「塩」ではないんです。

塩は、様々な料理や味付けに使われます。
日本人の心である、味噌や醤油や梅干しや漬物にも使われます。

日本の伝統的な和食は栄養バランスに優れ、理想的な食事であるというのは、今や世界の常識。
でも、その土台となる塩が、昔の塩ではないんです。
ミネラルが失われ、ただ塩辛いだけの精製塩なんです。

厚生労働省は、「精製塩で削られたミネラルは他の食品で補えば良い」としています。
他の食品ってなんですか?
サプリですか?

僕は、生命の土台である塩をおかしい状態にして他で補えばいいっていう考えは、とても違和感を感じます。
精製塩は、工業用途に使われるには安くて効率的で恩恵があります。
でも、やはり食品用には使うべうきではない、というのが個人的な考えです。

7.昔ながらの自然塩・天然塩の作られ方

昔ながらの自然塩・天然塩とは、どういったものでしょう。

自然塩・天然塩には大きく3つの種類があります。

①岩塩

世界の塩の生産の3/4を占める。

①太古の昔に、もともと海だった場所が地殻変動等で隆起して陸地となる。
②海がその陸地によって閉じ込められた状態に。
③海水が蒸発し、年月を経て塩分濃度が濃くなり、塩の湖を形成。
④完全に乾いて塩の堆積層ができる。
⑤長い年月をかけて地中に含まれた塩は岩の様に固くなり、岩塩となる。

つまり、岩塩とは太古の海水から作られた自然塩
「海水の化石」とも言われます。

②湖塩

湖の塩から採れた塩。
ヨーロッパの死海や南米のウユニ湖が有名。

①太古の昔に、もともと海だった場所が地殻変動等で隆起して陸地となる。
②海がその陸地によって閉じ込められた状態に。
③海水が蒸発し、年月を経て塩分濃度が濃くなり、塩の湖を形成。
④乾季になると水分が蒸発して真っ白い塩湖になったり、雨季になると雨水が流れ込んできて濃い塩分の湖になったり、形態はさまざま。

日本には存在しないので珍しいが、世界的には割とポピュラー。
見ようによっては岩塩が出来る途上との見方も出来ます。
ただ、生産量は少ないです。

③海塩

日本人は昔から摂っていた塩。
文字通り、海水から水分を飛ばして濃縮し塩を取り出したもの。

海塩には、「釜焚き塩」と「天日塩」の2種類があります。

■釜焚き塩
①海水を「天日濃縮」し、濃い海水を作る。
②平釜で釜焚きし、さらに濃縮し塩を結晶化させる。

土地が狭く、雨が多く湿度が高い日本の気候に最も適した塩作りの方法。
ただ、たくさんの薪が燃料として必要で高コスト。
そのため、生産性を上げるための改善を、古来より日本人は必死で行ってきました。

■天日塩
①海水を「天日濃縮」して濃い塩水を作る。
②広い平らな土地に濃い海水を置き、天日の力で濃縮し、「天日結晶」で作られる。

世界的に海水から塩を作る方法は、こちらが安価で主流。
ただ、日本では土地が狭く、雨が多いため、この方式は難しい。
オーストラリアなど広大な土地を持つ国はこっちが主流。

つまり、国産の海塩×釜焚きor天日塩は大変貴重なのです。

8.おすすめの塩(自然塩・天然塩)の選び方は?

日本人の体質にあっているのは、古来より摂り続けてきた「海塩」でしょう。
加えて日本近海、アジアの海で摂れた塩の方が「身土不二」の観点からはより良いと思います。

製法に関しては、釜焚き・天日干しであれば大丈夫です。
原材料は、「塩」だけのものを。
間違っても「精製塩」と書かれたものや、食品添加物が添加されたものは買わないように。

ただ、国産の海塩×焚きor天日塩は大変貴重で、結構値段も高いです。
(それでも手間暇や健康面・美味しさを考えれば適正価格かとは思いますが。。)

そういう時は、天日の湖塩などが比較的お求めやすい価格で売っているので、おすすめです。

我が家では下記2つを併用しています。
天外天 の 天日湖塩(内モンゴルの湖塩を天日干し自然塩)
ソルトファーム の 釜焚き塩 (熊本県天草の海塩を釜焚きした自然塩)

少しでも参考いただければ幸いです!

9.最後に

今回は塩について、詳しく書いてみました。
生命の源のはずなのに、ずいぶん悪者にされて「おかしいなぁ」と思っていたので、ついつい長くなりました。

大切なのは、良質は自然塩・天然塩を適量摂ることです。
いくら良い塩だからといって、余りにも摂り過ぎるのは、やはり注意ですよ。

そして、最も大切なのは、塩を始めたとした調味料やお米・お野菜をなるべくオーガニックで安心安全なものに変えていくことです。
いきなりは全部は大変かと思うので、始めは基本調味料とお米から変えるのがオススメですよ。

一人ひとりが買い物を変えていくことで、自然にも人にも優しい生き方がちょっとずつ広がっていくと思っています。
まずは塩を変えていくことを、この記事を読まれた方が一人も行動してくだされば嬉しいです!


私たちLASHICU/らしくは、九州熊本からオーガニック商品やサービスの提案を通じて、自然にも人にも優しい生き方(オーガニックライフ・ナチュラルライフ)を発信しています。
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川本 将登LASHICU共同代表

投稿者プロフィール

東京生まれ東京育ちの熊本県民。
休日は仲間と田んぼや畑、アウトドアを楽しむ。

柴犬と自然をこよなく愛する31歳。
熊本城下町の自宅で、夫婦でぬか床を毎日かき回しています。

趣味:テニス、田んぼ・畑、山、朝活、食べる事
特技:早寝早起き、嫌いな食べ物がないこと

こちらも併せてお読みください!!
>>https://lashicu.com/lashicu-my-mission
(「僕がLASHICUを始めたわけ。)

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