1.ドラック化する食
食の欧米化が叫ばれて久しいです。
そして、欧米化の先に工場で機械的に作られる「工業化」の時代に突入したと言われています。
さらにその先に、食の「ドラック化」があると思います。
ドラック化とは薬物依存のこと。
つまり、「止めたくてもやめられない」状態のことです。
食が工場で機械的に作られるようになったということは、加工食品業界は自由に成分調整ができるようになったということです。
あるヒットした清涼飲料水は、子どもたちに甘さの程度を変えた試作品を何通りも飲ませます。
モニターで脳波を見ながら、どの甘さが快楽中枢を最も刺激するかを徹底的に調べます。
そして、最終的に最も強く快楽中枢を刺激する割合を基に、甘さを決めていると言われます。
簡単に言うと、「いかに依存させるか?」と研究し尽くして商品開発をしているんです。
依存してくれれば、企業にとっては当然利益ですよね。
たくさん売れるので。
「まさにやめられない、止まらない」状態です。
2.異性化糖の恐怖
日本人が伝統的に食べてきた食材は、お米、さつまいも、そば、ひえ・あわといったもの。
そういった主食の主成分は「糖質」とよく言われますが、実際は水分が大半です。
お米(玄米)は、約60%が水分で、糖質は35%。
残りはビタミンやミネラルなどが含まれています。
食べ物にはさまざまな栄養素が混在しているのが、自然です。
でも、砂糖(特に精製された白砂糖)はほぼ100%が糖質です。
近年、急速に浸透している「異性化糖」(トウモロコシから作られる砂糖)は、70%が糖質で30%が水。
栄養素は他に全く含まれていません。
アメリカでは「エンプティー」、からっぽの食材と呼ばれているほどです。
トウモロコシから作られる異性化糖は、通常のサトウキビから作られる砂糖よりもタチが悪いです。
というのも、サトウキビは刈り取ってしばらく置くと糖分がどんどん抜けますが、異性化糖のトウモロコシは全く抜けません。
しかも、アメリカ産の輸入トウモロコシは大量の農薬・化学肥料はもちろん、遺伝子組み換え作物の可能性も高いです。
一方、トウモロコシの原料は大半が外国産(アメリカ等)で安価なため、企業としてはどんどん食品への使用を広げています。
こうして依存性の高く、原料にも不安が残る異性化糖が、静かに日本に蔓延しているのです。
清涼飲料水はもちろん、スナック菓子、インスタント食品、加工食品などあらゆる食品に入り込んでいます。
それらを知らずに常飲・常食するとどうなるか?
砂糖で快楽中枢が刺激され、知らない間に依存状態になり、肥満や生活習慣病・糖尿病になってしまいます。
現在、小学4年生の実に2割近くが糖尿病予備軍といわれています。
普段、何気なく買っている清涼飲料水はお菓子・加工食品などに含まれる「異性化糖」が、大きな原因の一つと言えるでしょう。
3.和食を中心とした伝統食を食べよう
まず、簡単なことから。
冷蔵庫に入っているジュース、減らしましょう。
子どもはお茶や水を飲んでいればいいのです。
夏は麦茶、冬は番茶がおススメです。
常飲するならなるべく茶色の飲み物がいいですよ。
茶色だからお茶なんです。
緑茶はカフェインが入っており、体を冷ます効果があります。
毎日のご飯は、日本人が伝統的に食べてきた、ご飯・味噌汁・一品にしましょう。
ご飯を炊いて、具沢山の味噌汁を作り、余りの食材でさっと一品作る。
そこに、漬物や和え物、梅干しなどを添えれば十分です。
頭でっかちに、〇〇の栄養素を摂らなきゃ、一日〇〇品目食べなきゃと考える必要はないんです。
シンプルに、一汁一菜の和食を手作りし、丁寧に頂く。
これが基本ですよ。
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