目次
1.砂糖の害 百害あって一利なし
甘いもの、好きですか?
僕は大好きです。。笑
成人男性には珍しい甘党。
和菓子・洋菓子なんでも大好き。
アイスやジェラード・ソフトクリームも大好物。
一番の好物は、伊勢の赤福とマルセイバターサンド。
一箱、ペロッと食べてしまうくらいです。
↑心の友の「伊勢の赤福」。笑
が、衣食住のオーガニックライフを実践する中で、否が応でも知る砂糖の害。
砂糖の摂り過ぎ、精製された白砂糖の危険性は、様々な書籍やニュースでももはや常識になっていますよね。
砂糖類は、人間にとってずっと貴重な存在でした。
食べられても本当に高貴な人や、お金持ちだけ。
それが、現代の先進国では甘いもので溢れています。
普通に過ごしているだけで、砂糖類の摂り過ぎになってしまいます。
人類の歴史の中で、これほど砂糖を摂る習慣は今までありませんでした。
体はその変化に対応できていません。
砂糖を「摂らなすぎ」て起きる病気はほとんどありません。
が、砂糖の「摂り過ぎ」で起きる病気は驚くほど多いです。
食べものの中で、砂糖ほど健康に悪影響をおよぼし、多くの病気に関係するものはないのでしょうか。
具体的に見ていきましょう。
①血糖値の急激な上昇 →膵臓の疲弊
砂糖を大量に摂ると、血糖値が急上昇します。
そうすると、膵臓が血糖値を下げるホルモンであるインスリンを急いで大量に出します。
これをくり返すことにより、膵臓がだんだんと疲弊します。
そして、膵臓が疲弊しインスリンが正常に出せなくなってしまった状態が「糖尿病」です。
糖尿病患者の方は自力でインスリンを出すことが難しくなっているので、死ぬまで毎日インスリンを注射しなければなりません。
糖尿病以外にも、高血圧、肥満、脂肪肝、動脈硬化、がん、腎臓病、認知症、アルツハイマー・・・などなど、砂糖の摂り過ぎはあらゆる病気の原因とされています。
②血糖値の急激な下降 →低血糖と副腎の疲弊
急速に上昇した血糖値は、インスリンが大量に分泌されることによって、急速に低下します。
その結果、血糖値が下がり過ぎた状態となり、低血糖を引き起こします。
血糖値が高い状態よりも、低血糖の方が体にとっては緊急事態。
そこで、今度は血糖を上昇させるホルモンであるアドレナリン・ノルアドレナリンが副腎から分泌されます。
これをくり返すことにより、副腎が疲弊した状態「アドレナルファティーグ」になり、低血糖症、精神疾患(うつ病、ヒステリー、パニック障害、統合失調症など)、子供の情緒異常(落ち着きがない、大声、奇声、どなる、たたく、キレる、暴力的、夜泣きなど)、疲労、頭痛、不眠など多くの症状を引き起こします。
お腹が空くとイライラしたりしますよね。
僕はよくなります。笑
これは、空腹→血糖値ダウン→脳が飢餓の危機を感知→血糖値を上げるアドレナリンを分泌→血糖値アップ&興奮状態やイライラの原因にもなる というメカニズムです。
③ビタミン・ミネラルの欠乏 → 虫歯の原因
砂糖は精製食品の代表。
ビタミン・ミネラルはほとんど入っていません。
そして、糖を細胞で利用するためには、大量のビタミン・ミネラルを消費します。
そのため、ビタミン・ミネラルが欠乏し、さまざまな体の不調和の原因となります。
砂糖は東洋医学の陰陽論において、もっとも体を冷やす作用が強いと言われています。
冷えは万病の元。
冷え性、アレルギー性疾患(アトピー性皮膚炎、花粉症、ぜんそく、じんましんなど)、自己免疫疾患(リウマチ・関節炎など)、婦人科疾患、耳鼻科疾患などの原因になります。
⑤感染症が起こりやすくなる
血糖値が高い状態では、体を防御する白血球の活動が低下します。
そのため、さまざまな炎症が起こりやすくなります。
たとえば、かぜ、中耳炎、胃腸炎、膀胱炎、水虫、歯槽膿漏などです。
いかに砂糖(特に精製された上白糖)の摂り過ぎが害になるかが、よくわかりますね。
参考として、『病気にならない暮らしの辞典』 著:本間真二郎医師 の書生がお勧めです。
本間先生は自然派医師としてご自身で自然農をしながら、衣食住のオーガニックライフを実践されています。
読みやすくて分かりやすいので、ぜひ読んでみてください。
2.子供への砂糖の害
家庭、保育園/幼稚園、学校、友達の家、地域の集まりと、子供に甘いお菓子を与える機会は無数にあります。
砂糖の影響は特に子供たちにとって深刻です。
昨今、「キレる、落ち着きがない、引きこもり」など、子供の精神的な問題が増えています。
砂糖が子供たちに与える精神的な影響として、上に書いた①・②が関係します。
どういうことでしょうか?
再度、砂糖を摂ることで体に何が起きるかを整理します。
①お菓子から砂糖を摂る
②血糖値が急上昇
③血糖値を下げるために膵臓からインスリンが大量に出る
④血糖値が下がり過ぎとなる
⑤血糖値を上げるために副腎からアドレナリン・ノルアドレナリンを出す
⑤で出るアドレナリンがいわゆる「攻撃ホルモン」です。
これが、イライラ、怒り、攻撃性の原因となり、キレる、いじめる、家庭内・校内暴力に繋がります。
また、落ち着きがなく、じっとしていられないなどの行動にもつながります。
ノルアドレナリンはいわゆる「不安・恐怖ホルモン」。
不安、恐怖、うつ状態を引き起こし、引きこもりや不登校、無気力などに繋がります。
最悪、自殺などにいたる可能性もあります。
(うつ病の方は、対処療法的な薬に頼るよりも、精製された砂糖類を絶ち食生活を改めることが根本療法に繋がると思います。)
これは、現代社会が抱える子供たちの心の問題そのものでないでしょうか。
もちろん、砂糖以外のさまざまな原因があるとは思いますが、砂糖が一つの大きな要因であることは間違いないと思います。
3.砂糖をやめるには?
では、砂糖を絶つにはどうすればいいのでしょうか?
砂糖(特に精製された上白糖)は高い依存性があることが分かっています。
「わかっちゃいるけど、ついつい食べてしまう」
そんなことがみなさん、多いのはないでしょうか?
実は僕自身、大の甘党で砂糖を完全に立つことはできていません。
とういうか、この日本において不可能だと思いますし、逆にストレスが掛かり過ぎます。
甘いものは美味しいですし、幸せな気分にもなります。
それを「健康に悪いから一切だめ!」というのは、悲しすぎます。。。
実際、我が家でもハー〇ンダッツのアイスをたまにたべて幸せな気分になります。
近所の美味しいケーキを買って食べることもちょくちょくあります。
大切なのは、精製された白砂糖の負の面を知ること。
そして、知った上で、たしなむ程度に甘いものを食べる節度を持つことだと思います。
また、ベースとして
一汁三菜を中心とした和食を食べる
お米、お野菜、基本調味料はなるべくオーガニックなものを食べる
冷凍食品・レトルト食品等は使わず手作りしたご飯を毎日食べる
適度な運動と十分な睡眠
があれば、多少の白砂糖は問題ないと思います。
何でも徹底し過ぎると、それがストレスになります。
ストレスになると継続ができません。
継続ができなければ、それは「やらなかった」との変わりがありません。
家庭でできる範囲から、こつこつ継続していきましょう。
4.どうしても使いたいときのおすすめの砂糖や砂糖の代わりになるもの
家で作るお菓子やケーキ、栗の渋皮煮や梅ジュースなど、砂糖を使うシーンは我が家でも多くあります。
↑嫁が作ってくれたオーガニック栗の渋皮煮。絶品でした!!
では、そういう時にどんな砂糖を使っているか?
我が家では、精製された砂糖(上白糖)は一切使いません。
自然栽培の黒糖とオーガニックシュガーを使っています。
奄美大島産 自然栽培黒糖
昔ながらの製法で作れられた黒糖です。
鹿児島県奄美大島産の自然栽培サトウキビ使用をしています。
生産者の叶さんご自身が、無肥料・無農薬の自然栽培でサトウキビを栽培。
草取りはもちろん、収穫も叶さんご自身が手刈りをして行っています。
通常、砂糖を精製する過程では、効率的に行うために薬剤での処理がされ、甘みを出すために多くの化学物質や添加物が投入されます。
それは、食べ物でなくもはや工業製品の様です。
叶さんの自然栽培サトウキビの黒糖は、サトウキビの絞り汁をそのまま煮詰め、固めています。
なので、自然栽培サトウキビに含まれるミネラル等が豊富に含まれています。
古来より、薬糖として島人に重宝がられてきた程。
一口食べれば優しくて深い甘みが口に広がります。
お料理に使えばコクが出ます。
オーガニックシュガー(アルゼンチ産有機JAS取得、精製1回のみのブラウンシュガー)
OIA有機認証(アルゼンチン有機認証)、JAS有機認証取得。
アルゼンチン産有機栽培のサトウキビから作られた砂糖です。
生産工程において、一切の化学肥料、農薬、加工助剤を使用していません。
精製度が低いため、一般的に売られている上白糖(白砂糖)と比べ、ミネラル分が失われていません。
色は淡いブラウンで、すっきりとした上品な甘さ。
普段使いのお料理等にお使いいただけますよ。
選ぶポイントは、
原材料がオーガニックで
製造方法も昔ながらでなるべく自然に近い状態
のもの。
これらの砂糖には精製された上白糖と違い
ナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシムといったミネラルが豊富です。
濃くがあって優しい美味しさで、糖の吸収が比較的穏やかですので、血糖値の乱高下が起きにくいです。
(とはいえ、やはり摂り過ぎは禁物ですよ)
それ以外にも、下記も砂糖の代わりとしておすすめです。
はちみつ:非加熱で人工的な餌を与えず本来の方法で採取されたもの
メープルシロップ:100%ピュアで無着色・無添加のもの
米飴:原料の米はオーガニックで無着色・無添加のもの
ドライフルーツ:原料のフルーツがオーガニックで無漂白、無添加、無加糖のもの
普段からあまり摂らないから、摂るときは本物の良い砂糖を節度を持って摂る。
それが我が家の方針です。
我が家の自然栽培黒糖はスーパーに売っている精製された上白糖の2~3倍以上の値段です。
ですが、使う量も通常の1/2-1/3程度なので、家計費的にはほとんど変わりません。
何より作り手のこだわりが分かり、健康にも自然にも優しいなのが気持ち良いですね。
少しでもご参考いただければ幸いです!
LASHICU/らしくは九州産のオーガニック製品を扱っています。
使い手の方が増えれば増えるほど、自然にも人にも優しい生き方が広がります。
使い手(お客さま)よし、作り手(生産者)よし、伝え手(LASHICU)よし、社会(地域社会と地球環境)よしの「四方よし」の循環型商品です。
応援のほど、よろしくお願いいたします!
この記事へのコメントはありません。