1.熱を無理に下げない
風邪を引いたとき、みなさんはどうしていますか?
「薬を飲んで早く熱を下げなきゃ」「体力をつけるために、無理にでも食べなきゃ」と思っていませんか?
実はそれらの行為は、風邪を治すことをますます遅くしてしまいます。
風邪をひいて熱を出すのは、体内のばい菌や余分の熱を出し切りたいという体の防御反応。
それを薬で無理に抑えてしまうと、体の自然治癒力を抑え込むことになってしまいます。
体内の熱をあげることで、体の免疫力を活性化させ、ばい菌の活動を弱らせています。
にも関わらず薬で不自然に熱を下げてしまうのは、逆効果です。
僕自身、5年ほど前に風邪をひいて39度の熱を出したときに、「苦しいから」と思い処方された解熱剤を飲みました。
飲んだ瞬間は、一気に熱が下がり、まるで治ったかの様な錯覚に陥りました。
ちょっとした散歩にも行けるほど楽になりました。
でも、しばらくするとまた熱が上がってきて、またぶり返しました。
結局は治していないんですよね。
薬で熱を抑え込んでいるだけなんです。
風邪のばい菌は変わらず体内にいるので、解熱剤が切れたら体はまた熱を上げてばい菌と戦おうとします。
それが自然の防衛反応なんです。
風邪を引いたら解熱剤などに頼らず、おとなしく寝る。
それが一番です。
2.食べないことの大切さ
「食べない」ことも大切です。
「体力をつけるために無理にでも食べる」と、体は消化活動にエネルギーを取られてしまいます。
栄養失調の人ならともかく、現代人の私たちは2.3日くらい食べなくても何ら問題ありません。
風邪をひいて熱があがると、食欲が落ちるのは自然なこと。
体が「余分なものを食べないでー」とサインを出しているのです。
快方に向かえば、自然と食欲は回復します。
「お腹が減ったら食べる」という本来の食べ方をしましょう。
3.飽食が招いた病気
人類の歴史上、「栄養が足りない」ことから起こる病気・症状がほとんどでした。
でも、現代は飽食の時代。
「食べ過ぎ」から起こる病気ばかりです。
ガン、糖尿病、メタボリックシンドローム、低体温症、自律神経失調症、花粉症・・・
様々な慢性症状や体の異常に悩む人が、年々増加しています。
多すぎる動物性食品(たんぱく質や糖質)、白砂糖を使ったお菓子(糖質)、ファーストフードなどのジャンクフード、コンビニ食・ホカ弁などの工業化された食品、加えて1年に一人当たり4kgも摂り込んでいると言われる食品添加物・・・
体がそれらの不自然な食べ物を処理しきれずに、悲鳴を上げています。
体は食べるものでできています。
食生活に乱れがあるから、体にも乱れ=異常=病気が表れるのです。
真の健康のためには「何かを入れる、足す」のではなく、「余計なものを入れない、引く」という考えです。
1977年にアメリカで発表され日本食普及のきっかけを作った「マクガバン・レポート」という報告書には、「伝統的な日本食のバランスは健康にとって理想的である」と結論付けています。
日本人は、お米・味噌汁・一菜を中心とした粗食で、古来よりずっと健康的に暮らしてきました。
健康のためにあれこれ栄養学に囚われ、頭でっかちで食べるのはナンセンスです。
玄米か分搗き米・雑穀米と具たくさんの味噌汁、そこに旬の野菜や魚の一品とお漬物があれば十分です。
シンプルにいきましょう。
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