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LASHICUの読み物/BLOG

種(タネ)が危ない F1種の種子消毒・雄性不稔、そして遺伝組み換えの問題とは?

こんにちは、LASHICU/らしくのカワモトです^ ^

先日、熊本県御船町の農家さんの所に仲間と遊びに行きました。
夫婦ともども仲良くさせて頂いており、第二の故郷です。

夕方くらいに行き、そのまま軽トラの荷台に乗って畑へ。
みんなで、自然栽培のナスやバジルを収穫。
その後、ご自宅にずうずうしく上がり込み、ご飯を炊いて豚汁を作ってみんなで食べました。

ご飯も自然栽培、野菜も自然栽培。
デザートに自然栽培の巨峰まで。

農家さんの家に遊び行くと感じるのが、本当に豊かであること。
新鮮でおいしい食材がいつも豊富にあります。
10人くらいが遊びに行っても、びくともしません。
お金で変えない豊かさが、そこにはありますよね。

市街地のマンションで暮らしていると、なかなか感じられない自然に寄り添った生き方。
とても濃い、豊かな時間でした。

1.種から薬漬けの野菜

今回は種の話。
皆さん、農家さんって種はどうしていると思いますか?
「農家なのだから、前の年に作った作物から種を採っておいて、蒔いているんじゃないの?」と思ったかもしれません。

実は、ほとんどの農家さんは種を種苗会社から買っています。
そして、その種のほとんどが外国で作られた種。
毎年毎年、種を蒔く時期になると種苗会社から買ってきて、畑に蒔くのです。

しかも、一般的に売られている種子は消毒(種子消毒)がされているのがほとんど。
市販に売っている種って、エメラルドグリーンやコバルトブルーなどのドキツイ色をしていますよね?
これは、鳥に食べられたり、病虫害にやられないように、あらかじめ殺虫・殺菌処理がされているためです。
守ってやらないと芽すら出せない訳です
あとは、蒔いたときに見えやすい、という理由で種に着色をしています。

ようは、種子の段階から薬や着色剤漬けなんですよね。

もちろん、「使用された農薬は人身に影響のないことが実証された安全なものを極めて微量使用して処理をしてあります」とされてはいます。
でも、農薬漬けの種でできた作物を食べることは自然か?ということです。

せっかく、農薬や化学肥料を使わずに大切に育てた作物でも、種そのものが薬品まみれになっている。
これ、とっても残念なことですよね。

海外では、翌年に種採りをして蒔いても、芽が出た瞬間に毒が出て、絶対に発芽しないように操作されている種があります。
それは、種苗メーカーが自己の権利を守るために、農家さんが種を自家採種できないように行っているんですね。

そこに「持続可能な農業」を目指す想いはありません。
あるのは、自己の利益のみです。

有機栽培農家さんなどの持続可能な農業をされている方は、種の自家採種に取り組んでいる方が多いです。
毎年、自身で育てたお野菜から種を採り、翌年蒔くんです。

ただ、自家採種をするには大変な時間と手間が掛かります。
そのため、自家採種をに取り組んでいる生産者さんはかなり少数なのが現実です。

2.F1(エフワン)技術

種の世界には「F1」という技術があります。
F1というのは「第一世代」という意味。
本来、自然界では起こりえない縁の遠い品種同士を掛け合わせてつくる種のことです。

例えば、トマト。
スーパーとかでトマト箱に綺麗に形がそろって24個入って並んでいる光景、見たことありませんか?
本来、作物というのは形の大きさもバラバラなはず。
それを、種を操作することで、箱のサイズにピタッと合う規格にしてしまうんです。
最初に箱、ありきなんです。

現代の農業では、同じ規格・同じ品質の野菜を大量に作ることが求められます。
消費者の見栄えや形にこだわる要望や、流通の都合に合わせるためです。

そうすると、どうしても種はF1を使わざるを得ない。
自家採種した種では、色々な形や色、食味の野菜ができてしまうからです。

でも、それが本来の自然ですよね?
人間だって、同じお父さん・お母さんから個性豊かな兄弟・姉妹が産まれてきます。
全く同じものが同じようにできるのは、ちょっと異常ですよね。。。

3.タネが残せない

F1の種は「雄性不稔(ゆうせいふねん)」という雄しべを持たない異常な株を利用して作られています。
これはアメリカで生まれた技術。
今のF1の種を作る主流の方法になっています。

もともと日本では、人工授粉や自然の食物が持つ特性を生かしてF1の種が作られていました。
それが、国内での生産コスト高や担い手の減少により、海外へのF1種の生産委託が主流となりました。
それにより、日本のF1種も雄性不稔を活用した作り方に置き換わっていったのです。

「雄しべがない」ということは、「タネが作れない」ということです。
人間でというと「精子を作りだせない」のと同じです。
そういった野菜を日本人は食べているのです。
これ、長期的に見たらどんな影響があるのでしょうか?

答えは「だれにも分からない」です。
だれも50年後のことはわからない。
検証しようがないですよね。
でも、「ただちに影響はない」ということで、どんどん栽培されているんです。

「在来種」や「固定種」の種の販売をされている野口種苗の野口社長のこんなコメントがありました。

雄性不稔の野菜かどうか、スーパーに並んでいるものを見てもわかりませんが、花を咲かせればすぐにわかります。試しに、スーパーで売っている大根やニンジン、タマネギなんかを庭に植えてみてください。やがて花が咲きますが、その花の先を虫眼鏡でよく見るとオシベがありませんから。オシベがない野菜ばかりになってるんです。つまり子孫を残せない野菜ばかりを食べてるんです、私たちは。それは危険なんじゃないのかと。でも誰もそんなこと知らないし、知ってるのはタネ屋だけだけど、タネ屋はそんなこと何も言わない。だからだれも知らないんです。
引用:『タネが危ない!わたしたちは「子孫を残せない野菜」を食べている。』

F1種は、確かに輸送面、流通面からみれば大変便利です。
それにより、消費者も一定の品質のお野菜を低価格で食べられるようになりました。
農家さんも種採りの苦労から解放され、農業効率も上がりました。

ただ、経済効率性を求めるあまり、自然の環から外れた作物が作られているのではないか。
私たち消費者は、物事にはメリット・デメリットがあることを知ったうえで、選択することが大切だと思います。

種なしぶどうや種なしスイカも同じです。
種なしぶどうは「ジベレリン」という植物ホルモン剤で処理して作ります。
植物は、受粉すると雌しべの中で植物ホルモンが盛んに作られます。
ジベレリン処理をすることで、受粉と受精が終わったとブドウに錯覚を起こさせることができます。
それにより、種なしブドウができます。

ジベレリンは、一般的に体には無害とされています。

でも、種を作れないということは、命を繋げないということなんです。
「次の命が生まれない」作物を、「食べやすいから」「楽だから」という理由で食べるのは自然なんでしょうか?

そういった、安易な消費者のニーズや経済効率性の行き過ぎた先が、遺伝子組み換え食品だと思っています。

4.日本は遺伝子組み換え(GM)作物天国

遺伝子組み換えとは、利用できそうな性質を持った遺伝子を、異種のDNAの中に組み込む技術です。
英語でいうと”Genetic Modification”。
略称して「GM」と呼ばれます。
世界中の科学者から長期的な健康への悪影響が指摘されています。

日本人は世界でもトップクラスの遺伝子組み換え食品を食べている国です。
「私は遺伝組み換え食品なんて、買ってない!」と思う方、多いと思います。
僕もそう思っていました。

でも、日本の遺伝子組み換え食品に関する法律はとても緩い。
遺伝子組み換え作物(GMO)に厳しいEUに比べると、まさに穴だらけです。

スーパーでいつも買っている醤油や油が、遺伝子組み換え作物で出来ていたらどうしますか?
腰、抜かしますよね。笑

日本の法律では、大豆、とうもろこし、ばれいしょ、菜種、綿実、アルファルファ、てん菜やパパイヤの8種類の農産物と、これを原材料とする33種類の加工食品だけです。
ところが、大豆を使う醤油や、とうもろこしを使うコーンフレーク、菜種を使う食用油やマヨネーズ・マーガリンなどは「任意表示」になっているんです。
それ以外にも、みりん風調味料、醸造酢、醸造用アルコール、キシリトール、果糖ぶとう糖液糖などなど・・・

ふだん、スーパーで何気なく買っている醤油や油は、遺伝子組み換え表示が義務付けされていないんです。


画像参照:サルでもわかる遺伝子組み換え

しかも、
原材料の上位3つまでに遺伝子組み換え原料が使われていなければ表示義務なし
遺伝子組み換え食品が混入しても5%までなら表示義務なし ※1
加工段階でたんぱく質やDNAが分解される場合は表示義務なし
など、企業に都合のいいような抜け穴もいくらでもあります。

※1 2018年3月の「内閣府消費者委員会」で「検出限界値以下」が表示義務なしに厳格化される予定。

なぜ、こんなにも甘いのでしょうか?
それは、「日本が遺伝子組み換え食品天国」である事実を隠したいからだと思います。

例えば大豆。
大豆は、味噌・醤油・納豆・豆腐と和食文化と切っても切れない深い繋がりがあります。
その国産自給率、知っていますか?

たったの、7%です。(出典:食料需給表 H29年度)
93%を海外からの輸入に頼っています。
その最大のものがアメリカでなんと71%。
そして、恐ろしいことにアメリカで栽培される大豆の94%が遺伝子組み換え作物です。(出展:遺伝⼦組換え農作物の管理について H29年度)
つまり、日本で消費される大豆の約6割以上が遺伝子組み換え作物なのです。

ちなみに、日本が大半を輸入に頼るアメリカ産トウモロコシ、カナダ産菜種油(サラダ油などの原料)も、90%以上が遺伝子組み換えで栽培されています。

この数字だけでも、日本人は相当量の遺伝子組み換え食品を食べてしまっていることが分かります。
そして、遺伝子組み換え食品が人体に与える影響は、まだよくわかっていないのです。
(遺伝子組み換えのことはとても深いので、また別途詳しく書きたいと思います)

5.どうすれば安心・安全なものを食べれるか?

ここまで、種の種子消毒、行き過ぎたF1技術・雄性不稔、種なし作物、遺伝子組み換え食品と、知らないだけで日常にあふれている食の危険性について触れてきました。

では、こういったものをどうすれば避けることができるか?

答えは簡単です。
顔の見える生産者さんからなるべくオーガニックなお野菜やお米を買う
伝統的な作り方をされた本物の調味料を買う
日々の食事を丁寧に手作りする

この3つだけでかなり防ぐことができます。

地域の中に必ず環境に配慮された安心・安全なお野菜・お米・加工品を扱うお店はあります。
そういう所に置いている食材を買い、家で手作りしてご飯を食べてください。
それだけで、かなりの危険なものを防げるはずです。

オーガニック食材やこだわりの調味料は確かに高いかもしれません。
でも、それで家族の健康や安心・安全が買えるならば安いものではないでしょうか?
何より丁寧に心を込めて作れた食材で手作りしたご飯は、とても美味しいですよ。

そして、一人ひとりがそういう食材を買うことが、持続可能な農業をしている農家さんや伝統的な調味料作りをしている蔵元の応援にも繋がるんです。

買い物は投票。
毎日できる何気ないことで、この社会をより良く変えていけたら、いいですよね。
一緒にアクションを起こしていきましょう!


私たちLASHICU/らしくは、九州熊本からオーガニック商品やサービスの提案を通じて、自然にも人にも優しい生き方(オーガニックライフ・ナチュラルライフ)を発信しています。
一人でも多くの方に届けたいと思っています。皆さんの力を貸してください!
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LASHICU/らしくは、九州のオーガニック農家さんや作り手の方と一緒に、環境に配慮した商品の企画・販売をしています。
使い手の方が増えれば増えるほど、自然にも人にも優しい生き方が広がります。
使い手(お客さま)よし、作り手(生産者)よし、伝え手(LASHICU)よし、社会(地域社会と地球環境)よしの「四方よし」の循環型商品です!
ぜひ、応援いただければ嬉しいです(^ ^)

九州産循環型商品の一覧はこちら

 

川本 将登LASHICU共同代表

投稿者プロフィール

東京生まれ東京育ちの熊本県民。
休日は仲間と田んぼや畑、アウトドアを楽しむ。

柴犬と自然をこよなく愛する31歳。
熊本城下町の自宅で、夫婦でぬか床を毎日かき回しています。

趣味:テニス、田んぼ・畑、山、朝活、食べる事
特技:早寝早起き、嫌いな食べ物がないこと

こちらも併せてお読みください!!
>>https://lashicu.com/lashicu-my-mission
(「僕がLASHICUを始めたわけ。)

農家さんって豊かだと思う。

ほん和香珈琲×〇〇が美味しいんです!!

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